それは戦略と戦術です。
中には考えているひともいると思いますが、
かなりの割合で、戦略と戦術が欠けている、そのように感じます。
まず、戦略とは、戦いを略すこと。
しなくていい戦いをしない、ということです。
受験においては、自分が戦って満足な結果を得るフィールドを
選ぶことから始める、ということです。
理系科目が苦手だけども、学校の先生が補習にでろというから出る、
であるとか、大学受験がゴールなのに、推薦でもないのにいつまでも
学校の成績にこだわり”すぎる”、であるとか。
こういったことは、戦略がない、ということです。
自ら目標をたて、その目標達成に必要なことをやる。
その姿勢を大切にしたいものです。
次に試験戦術。
まじめすぎるのもよくないです。
どうしても地方の高校生は学校を軸に勉学をとらえますから、
一からコツコツ、すべての範囲を丁寧に、そんな傾向がみてとれます。
先生にいわれたとおり、コツコツやる。
しかし、実際に試験問題と向き合うと、あまり点数が伸びない。
そんな経験はないでしょうか。
それは出題者の出題意図や試験のスタイルというのを
すっとばして考えてしまうからです。
テストでよい点をとるのに必要なことを訓練する視点も大事です。
たとえば、まず、共通一次なら共通一次で、複数年分をいっきにやります。
そして、出題者の意図をつかむところから逆算して、その部分を勉強する。
試験のスタイルも同様。まず慣れる。時間も意識することが大切です。
その点を抜きにして、
試験でよい点数をとることはできません。
なぜなら、本番でとまどってしまって、
内容はわかっていたとしても時間切れになってしまうからです。
受験戦略にしても、試験戦術にしても、
自分のいる世界だけで結論を出さずに、
まずは世の中全体をみることからはじめましょう。