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心配を愛情と勘違いしている?

今日は所属する高知東倫理法人会のモーニングセミナーにて、
不登校・引きこもり支援を専門にされている方のお話を伺ってきました。

学習や進学においても親子の関係性というのは
成果に直結してきますので、ご紹介したいと思います。

今日講話をしてくれたのは、
Heart for kids合同会社の代表社員、小見山誠さん。

石垣島で長く、不登校・ひきこもりからの社会復帰支援に携われた方ですが、
これまで費用の面でサポートが難しい親子をなんとかしたいということで、
最近、高知に活動の拠点を移された方です。

親御さんがこどもを小見山さんに預けるときには
「ごろごろしてないで、自主性のある人になってもらいたい」
といって預けるらしいのですが、

小見山さんとの共同生活では、自主性どころか、
「自分のことは自分でやらないと何も始まらない」生活だそう。

その自分のことを自分でやる生活を通じて、
「ああ、これだけお母さんは自分にしてくれていたんだ」と気が付き、
母親への感謝がでてくる。

その結果、
卒業時には「お母さん、ごめんなさい」と生徒が口々にいうのだそうです。

そんな小見山さんが親御さんに対して思うこと、

それは、

「親の心配が子どもの行動を制限してしまっている」
「心配することが愛情だと勘違いしている」

ということだそう。

失敗こそ人生をたくましく生きるのに必要な経験であるのに、
親の方がその失敗の芽を摘み取ってしまっているというのです。

会場に来ていたひきこもり経験のある中学生も、
モーニングセミナーの後のシェア会で、

「『親の心配が子どもの行動を制限してしまっている』というのは本当にその通り」
といっていたのがとても印象的でした。

シェア会でほかの方のコメントで知ったのですが、
倫理法人会では、
こうした親のいきすぎた心配や不安(ならびに先回り)を戒める言葉として

「捨て育て」という言葉があるのだそうです。

「捨て育て」

みなさんもぜひ意識してみてはいかがでしょうか?

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