2025年4月16日の水曜日は、月に1回の対話の時間でした。
ハリー進学教室の中学受験スクールでは、
自ら考え、表現する時代の受験の勝者を標榜しておりますので、
世の中の先駆者についての新聞記事を一緒に読んで、
小学生の塾生と対話を行います。
今回のテーマとなったのは、
「YOKUMIRU」代表取締役の原翔平さん(35歳)。
もともとJリーガーを目指していたものの、大学4年で断念。
経営者と話すことの多い資産運用会社のコンサルから、”海外”というキーワード
と出会うなかで、
「海外にいる日本人が、現地の医師とのコミュニケーションに不安を感じている」
という課題を見出し、海外の日本人がオンラインで日本人医師の診察を受けることができる
サービスを始めた。そんな方です。
クラスの中では、新聞記事を輪読した後に、
塾生に気になるところを聞くのですが、
でてきた最初の問いが、
「なんでYOKUMIRUというのだろう?」というものでしたので、
それを軸に対話が展開されることになりました。
YOKUMIRUは、よくみる。
ということは、日本人のお医者さんはよくみるけれど、海外のお医者さんは
そうではないということ?
そんな質問を投げかけながら、日本のお医者さんと海外のお医者さんの比較を
していきます。
そんな中で、新聞記事の中から、「ビジネスライク」という言葉に注目が集まりました。
みな、このなんとかライク、というのはなじみがないのですね。
私がビジネスライクというと「仕事のような」という意味だよ、と説明。
もともとは中立的な意味の言葉だけれども、
ここでは海外のお医者さんの満足できない点として紹介されているので、
マイナスのイメージで「お金のために割り切っている」という意味だと伝えると、
「え~!そんなのだめですよ!」
とすごい反応が…
私が
「いや、しかし、運営にお金も必要だし、お医者さんも多くの人を診察するにはある程度割り切らないといけない。」
というと、
「多くの人を診察するために割り切らないといけないなら、割り切らずにひとりひとり丁寧に、ずっと仕事して診察してあげるのがいいと思います!」
「そうしたらお金も手に入るし!」
とのこと。
小学生の頃からこんな使命感があるなんて!
ちょっと末恐ろしく感じるとともに、
もうちょっとtake it easyも必要かな? ^^
本人の選択次第ですけれど。
そんなことを思った対話の時間となりました。