いったいどれだけのスピーカーが明確な目的をもってスピーチしているか (CC プロジェクト#3 目的を持つ)

 

いったいどれだけのスピーカーが、事前に目的を
明確にしてスピーチに臨んでいるだろうか。

Competent Communicationマニュアルの
プロジェクト#3には、実はものすごいことが書いてある。

スピーチのみならず、すべての活動の根源ともなることが
書いてある。

目的をもって、準備し、スピーチをする、
そして、検証する、その大切さが書かれている。

目的には二種類あるとしていて、
General Purpose、つまり、全般的な目的と、
Specific Purpose、つまり、具体的な目的がある。

General Purposeでは、たとえば、

・to inspire  インスパイアする
・to persuade 説得する
・to entertain 楽しませる

など、聴衆に対してどのように働きかけたいのかの
基本的なスタンスが示される。

それに対して、Specific Purposeでは、

After listening this speech, the audience can start….
スピーチを聴いた後、聴衆は●●をはじめることができる

といったように、スピーチを聴いた後、
聴衆が具体的にどのような状態になっていれば目的を達成なのかを示す。

だから、特にビギナーに対しては、この目的を明確にするように働きかけるのがよいと思う。

例会の前に、論評者がアサインされたならば、その論評者がまず事前に確認すべきは、

①General Purposeはなにか、
②Specific Purposeはなにか、
③スピーカーとして今回チャレンジすることはなにか、
という3つの質問に尽きる。

③スピーカとしてのチャレンジは、笑いをとる、かもしれないし、聴衆とのつながりを欠かさない、かもしれないし、目線をあわせる、かもしれない。

いずれにしても、これはスピーカーそれぞれなのであり、また、そうでなければならない。なぜなら、もしそうでなかったら、本人の中に、「よいスピーカー」になりたいという自発性が生まれなくなってしまうから。

いざ例会の場では、できれば、本人ではなく、論評者に、そのスピーカーの
General PurposeとSpecific Purposeを述べてもらうのがいいだろう。

そうすることで、論評者がスピーカーの目的を把握することを、仕組みとして
担保することができる。

お気づきかもしれないが、この目的を持つということは、
スピーチ以外のすべての知的生産に役立てることができる。

誰もがパソコンを持つようになってありがちなことは、
なんとなくパソコンの前に座って、なんとなく仕事をしはじめた気になってしまうことだ。

真の意味で創造的(「創造的」とは、意を払って、すなわち、目的を持って、という意味)に仕事をしたいなら、パソコンで具体的な作業を始める前に、

これらの目的を自分のなかで明確にすることが大切である。
そうしてはじめて、あとでその取り組みを振り返ることができる。

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